東匠ハウジング 新築コラム|Vol.1
「家を建てたいけど、最近よく聞く”高性能住宅”って何が違うの?」
「断熱とか気密とか言われても、正直ピンとこない…」
こんにちは、茨城県取手市の東匠ハウジングです。
家づくりを考え始めると、「高性能住宅」「高気密高断熱」「ZEH」…いろんな言葉が飛び交っていて、混乱しますよね。私たちも日々お客様と接する中で、「そもそも高性能住宅って何がいいの?」というご質問をとてもよくいただきます。
今回のコラムでは、そんな素朴な疑問に、できるだけわかりやすくお答えしていきます。難しい専門用語はなるべく使わず、「暮らしの中で何が変わるのか」にフォーカスしてお話ししますので、家づくり初心者の方もぜひ気軽に読んでみてください。
そもそも「高性能住宅」って何?
高性能住宅とは、ひと言で言うと「断熱・気密・換気・耐震などの住宅性能が高いレベルで設計・施工されている家」のことです。
もう少しかみ砕くと、こういうことです。
- 夏は涼しく、冬は暖かい(断熱・気密性能が高い)
- 地震に強い(耐震性能が高い)
- 空気がキレイ(計画換気がしっかりしている)
- 光熱費が安い(省エネ性能が高い)
つまり、「住んでからの快適さ・安全性・経済性」が一般的な住宅とは大きく違うんです。
見た目のデザインや間取りは写真でわかりますが、住宅性能は目に見えません。だからこそ、家を建てる前に知っておいてほしいポイントなんです。

高性能住宅と一般住宅、暮らしはこんなに変わる
「高性能って言われても、実際どれくらい違うの?」
これ、一番気になるところですよね。具体的な数字で見てみましょう。
光熱費の年間比較
| 項目 | 一般的な住宅(省エネ等級4相当) | 高性能住宅(等級6〜7・ZEH相当) |
|---|---|---|
| 年間冷暖房費の目安 | 約12〜15万円 | 約5〜8万円 |
| 年間の光熱費削減効果 | — | 約6〜12万円の削減 |
| 30年間の累計差額 | — | 約180〜360万円の差 |
| 室温のムラ | 部屋ごとに5〜10℃の差 | 家全体で2〜3℃以内 |
国土交通省の試算によると、省エネ基準レベルの住宅とZEH基準の住宅では、年間で約6〜12万円の光熱費の差が出ます。30年で考えると、その差は180万〜360万円にもなります。
「高性能住宅は建てるときにお金がかかる」と思われがちですが、住んでからのランニングコストまで含めて考えると、実は高性能住宅のほうが経済的なケースが多いんです。

「ヒートショック」のリスクを知っていますか?
光熱費の話だけなら「お得だね」で終わりますが、高性能住宅にこだわる理由はもっと深いところにあります。それが「家族の健康と命を守る」ということ。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象です。
特に冬場、暖かいリビングから寒い脱衣所や浴室に移動したときに起こりやすく、入浴中の急死者数は年間約1万9,000人と推計されています。これは交通事故の死亡者数よりも多い数字です。
なぜ高性能住宅がヒートショック対策になるの?
| 住宅タイプ | リビングと脱衣所の温度差 | ヒートショックリスク |
|---|---|---|
| 一般住宅(断熱性能が低い) | 10〜15℃以上 | 高い |
| 高性能住宅(高断熱・高気密) | 2〜3℃以内 | 大幅に低減 |
高性能住宅では、家全体が均一な温度に保たれるため、部屋間の温度差がほとんどありません。リビングからトイレに行っても、脱衣所に行っても、ほぼ同じ温度。これがヒートショックのリスクを大きく下げてくれます。
東匠ハウジングのお客様からも、「冬に廊下が寒くないのが本当にうれしい」「お風呂に入るのが怖くなくなった」というお声をよくいただきます。
特に、茨城県南エリアは冬の冷え込みが厳しい日もありますから、断熱・気密性能の高さは快適さだけでなく、安全面でもとても重要なポイントです。

2025年4月、省エネ基準が「義務化」されました
家づくりを取り巻く環境も、大きく変わっています。
2025年4月から、原則としてすべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務化されました。これまでは「努力義務」だった省エネ基準が、建築確認の段階で審査されるようになり、基準を満たさない住宅は着工すらできなくなっています。
省エネ基準義務化で何が変わった?
| 項目 | 2025年3月まで | 2025年4月以降 |
|---|---|---|
| 省エネ基準 | 努力義務(任意) | 適合義務(必須) |
| 建築確認 | 省エネ審査なし | 省エネ適合性審査あり |
| 基準を満たさない場合 | 建築可能 | 着工不可 |
| 対象 | 大規模建築物のみ義務 | 原則すべての新築 |
この背景には、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国の方針があります。
ただ、ここで大切なのは、「義務化された省エネ基準=十分な性能」ではないということ。義務化された基準はあくまで「最低ライン」です。
東匠ハウジングでは、この最低基準を大幅に上回る性能の住宅をお届けしています。スーパーウォール工法(SW工法)を採用し、全棟で気密測定を実施。数値で性能を証明できる家づくりにこだわっています。
→関連記事:スーパーウォール工法(SW工法)とは?プロが選ぶ理由を徹底解説
「高性能住宅は高い」は本当?
これもよくいただくご質問です。正直にお答えしますね。
建築費だけを比べれば、高性能住宅のほうが高くなることが多いです。断熱材や窓の性能を上げれば、その分の材料費や施工費はかかります。
でも、家づくりのコストは「建てるときの費用」だけではありません。
住宅の「生涯コスト」で考える
| コスト項目 | 一般住宅 | 高性能住宅 |
|---|---|---|
| 建築費 | 低い | やや高い(+5〜10%程度) |
| 年間光熱費 | 高い | 低い(▲6〜12万円/年) |
| メンテナンス費 | 結露・カビによる修繕リスクあり | 結露しにくく、構造体が長持ち |
| 医療費 | ヒートショック・アレルギーリスク | 健康リスクの低減 |
| 資産価値 | 省エネ基準以下は資産価値低下リスク | 高性能は将来の資産価値に有利 |
| 30年トータル | 割高になるケースが多い | トータルではお得 |
建築費の差額が200〜300万円だとしても、光熱費だけで30年間で180〜360万円の差が出ます。さらに、結露によるカビや構造材の劣化を防げるため、メンテナンスコストも抑えられます。
東匠ハウジングでは、規格住宅(LINERA・TRETTIO VALO)を基本にすることで、高性能でありながらコストを抑える家づくりを実現しています。「高性能だけど手が届く」——それが私たちの目指すところです。
→関連記事:「規格住宅」という賢い選択 — 注文住宅との違いを正直に解説
東匠ハウジングが「高性能」にこだわる理由
ここまで、高性能住宅のメリットをお伝えしてきましたが、最後に東匠ハウジングとしての想いをお話しさせてください。
私たちが高性能住宅にこだわるのは、「お客様に安全・安心、快適・健康で豊かな暮らしをしてもらいたい」から。
家は建てて終わりではありません。そこで何十年も家族が暮らしていく場所です。夏の暑さ、冬の寒さ、毎月届く光熱費の請求書、家族の健康——それらすべてに、家の性能は深く関わっています。
だからこそ、東匠ハウジングでは以下にこだわっています。
- スーパーウォール工法(SW工法)を採用し、断熱・気密・耐震を高いレベルで実現
- 全棟気密測定を実施し、数値で性能を証明
- 規格住宅を基本にすることで、品質を安定させながらコストを最適化
「いい家をつくりたい」——言葉にすると当たり前のことですが、それを数値で証明できる家づくりを、私たちはこれからもこの取手・守谷・つくばみらいエリアで続けていきます。
よくあるご質問(FAQ)
Q:高性能住宅は、どんな人に向いていますか?
A:高性能住宅は、特定の人だけに向いているものではありません。光熱費を抑えたい方、冬の寒さや夏の暑さにストレスを感じている方、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭、アレルギーが気になる方など、「快適で健康的な暮らし」を求めるすべての方におすすめです。茨城県南エリアは夏暑く冬寒い気候ですので、断熱・気密性能の高さは特に実感しやすいエリアです。
Q:高性能住宅にデメリットはありますか?
A:建築費が一般住宅よりやや高くなることがデメリットとして挙げられます。ただし、光熱費やメンテナンス費を含めた30年間の生涯コストで比較すると、高性能住宅のほうが経済的になるケースがほとんどです。また、東匠ハウジングでは規格住宅を採用することで、高性能でありながら建築費を抑える工夫をしています。
Q:今建てるなら、省エネ基準ギリギリの性能で十分ですか?
A:2025年4月から省エネ基準が義務化されましたが、この基準はあくまで「最低ライン」です。快適性、光熱費削減、資産価値の維持を考えると、省エネ基準を上回る性能の住宅を選ぶことをおすすめします。将来的に基準がさらに引き上げられる可能性もあるため、今のうちに余裕を持った性能で建てておくことが安心です。
まとめ
今回は「高性能住宅」が選ばれている理由を、光熱費・健康・法規制・生涯コストの4つの視点からお伝えしました。
高性能住宅のポイントを振り返ると:
- 年間6〜12万円の光熱費削減(30年で180〜360万円)
- ヒートショックリスクの大幅低減
- 2025年4月の省エネ基準義務化への対応
- 生涯コストで見ると、実は経済的
東匠ハウジングでは、「高性能だけど手が届く家づくり」を、スーパーウォール工法と規格住宅で実現しています。
「もう少し詳しく聞いてみたいな」と思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。茨城県取手市・守谷市・つくばみらい市エリアの家づくり、一緒に考えていきましょう。
次回のコラム(Vol.2)では、「断熱」と「気密」の違いについて、もう少し深掘りしていきます。「UA値」「C値」って何?という方、ぜひお楽しみに!